私たちは、日々の仕事や活動の中で「やらなければならないこと」に追われがちです。しかし、本当に充実感を感じる瞬間は、「やりたい」と心から思えることに取り組んでいるときではないでしょうか。これこそが 内発的動機付け(intrinsic motivation) です。
心理学では、外部からの報酬や評価によって動機づけられる「外発的動機付け」と区別され、内発的動機付けが高いほど、意欲的に行動でき、長続きしやすいとされています。では、どうすれば内発的動機付けを高めることができるのでしょうか?
「自己決定感」を育てる
私たちは、自分で選択したことに対して、より積極的に取り組む傾向があります。心理学者エドワード・デシとリチャード・ライアンの 自己決定理論(Self-Determination Theory) では、人が内発的に動機づけられるために重要なのは 「自律性」 だとしています。
- 仕事や学習の中で、 「自分で決められる部分を増やす」
- 小さなことでも 自分の意志で決定する機会を作る
- 「やらされている」ではなく 「自ら選んでいる」 という感覚を持つ
これらを意識することで、行動の主体性が増し、内発的動機が高まりやすくなります。
「意味づけ」を見つける
人は、自分の行動に意味を見出すことで、より強い意欲を持ちます。
- 「なぜこれをやるのか?」 を自問する
- 仕事や学びの中に 自分なりの価値を見つける
- 小さな成功体験を積み重ね、 やりがいを感じる瞬間を意識する
単なる作業の繰り返しでも、それが「誰かの役に立っている」と感じられれば、モチベーションが上がります。
「成長の実感」を持つ
心理学の研究によると、人は 成長を感じるときにモチベーションが高まる ことがわかっています。
- 日々の小さな成長を記録する(成長ジャーナル)
- 過去の自分と比較して、できるようになったことを振り返る
- フィードバックを活かし、少しずつ挑戦のレベルを上げる
毎日5分間の振り返りを行い、「今日できるようになったこと」を書き出すだけでも、成長の実感が湧き、モチベーションの維持につながります。
「好奇心を刺激する環境をつくる」
内発的動機付けの大きな要素の一つに「好奇心」があります。
- 新しい知識やスキルを学ぶ機会を増やす
- 興味のある分野に少しずつ挑戦してみる
- 「楽しむこと」を意識しながら取り組む
仕事のルーチンに飽きてきたと感じたら、新しい視点で取り組んだり、異なる分野の知識を取り入れてみるのも効果的です。
「楽しさ」を取り入れる
モチベーションを維持するためには、「義務感」だけでなく「楽しさ」も重要です。
- 好きな音楽を聴きながら作業する
- 仕事仲間とアイデアを共有しながら進める
- 達成したときの自分をイメージしてみる
内発的動機は、「やらなければならない」から「やりたい」に変わることで飛躍的に高まります。
内発的動機を高めることで、より充実した日々を
自分の内発的動機を高めることは、仕事や人生をより楽しく、充実したものにする鍵です。
もし「どうしてもやる気が出ない」「モチベーションが続かない」と感じているなら、一人で抱え込まず、誰かに話してみることも大切です。心理学的なアプローチを活用したカウンセリングでは、あなたが本来持っている「やりたい」という気持ちを引き出し、より充実した日々を送るためのサポートができます。
あなたの心の中にある「本当にやりたいこと」、一緒に見つけてみませんか?
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